「干し芋にはどんな品種が使用されている?」
「干し芋の種類で人気があるのは?」
干し芋について興味があって、どんな品種が使用されているのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、干し芋の品種(種類)について解説していきます。
また、干し芋で人気がある品種や、自分好みの種類を見つけるポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の監修者
フリー料理家兼調理学生
ゆるっとさわごはん🪴さん
「食 卓 に “ほっこり” す る 瞬 間 を」届ける料理系インスタグラマー。
Instagramのフォロワー数は8万人以上で、旬の野菜をシンプルに使ったじんわり沁みる優しさレシピを紹介中。
干し芋なら照沼がおすすめ!
農薬・化学肥料不使用、無添加
ねっとりした甘さが人気の「紅はるか」
メディアでも多数紹介され、
芸能人・スポーツ選手からも支持いただいています
干し芋はさまざまな品種(種類)で作られている
干し芋は、多様なさつまいもの品種を原料として作られており、その種類は実に豊富です。
主に使用される品種には、甘みが強く人気の「紅はるか」、しっとりとした食感の「シルクスイート」、中粉で独特の風味を持つ「泉13号」などがあります。
また、伝統的な品種である「玉豊」も根強い人気があります。
これらの品種はそれぞれ異なる特徴を持ち、でき上がる干し芋の味、食感、香りにも違いが出るのです。
さらに、各地域の気候や土壌に適した独自の品種を使用することで、その土地ならではの干し芋が生まれています。
干し芋に適したさつまいもの品種(種類)は?
干し芋の味や食感を左右する重要な要素が、原料となるさつまいもの品種です。
干し芋作りに適した主要な品種には、それぞれ特徴があります。
ここでは、人気の高い品種とその特性について詳しく見ていきましょう。
- 紅はるか
- 玉豊
- 泉(泉13号)
- シルクスイート
特徴 | 紅はるか | 玉豊 | 泉(泉13号) | シルクスイート |
---|---|---|---|---|
甘さ | 非常に強い | 甘味が強い | 甘さ控えめ | 高い |
食感 | しっとり、なめらか | 柔らかい | しっとり、中粉 | もちもち、なめらか |
色 | 鮮やかな黄橙色 | 薄い黄色 | 鮮やかなオレンジ色 | 鮮やかなオレンジ色 |
風味 | 濃厚な味わい | 濃厚な味わい | コクのある味 | 甘さと食感の絶妙なバランス |
肉質 | やや粘質 | やや粘質 | 中粉 乾燥させると粘質が強くなる | やや粘質 貯蔵すると粘質が強くなる |
紅はるか
「紅はるか」は、近年干し芋用の品種として最も人気が高いものの一つです。
その特徴は、強い甘味と程よいしっとり感にあります。
生のままでも十分な甘さを持つこの品種は、乾燥させることでさらに糖度が増し、濃厚な味わいになります。
また、黄橙色の美しい色合いも魅力の一つで、肉質はやや粘質で滑らかな食感を楽しめます。
貯蔵性も高く、長期保存が可能なため、干し芋の製造に適しているのです。
「紅はるか」で作られた干し芋は、甘さと食感のバランスが良く、幅広い年齢層に好まれています。
照沼も主にこの品種を使用して、干し芋を作っています。
玉豊
「玉豊」は、干し芋の伝統的な品種として知られています。
特に茨城県ひたちなか市など、干し芋の主要生産地で広く栽培されてきました。
その特徴は、やや粘質の肉質と上品な甘さにあります。
乾燥させると、口の中で柔らかい食感が楽しめます。
糖度は紅はるかと比べるとやや控えめですが、さつまいも本来の風味が強く、素朴な美味しさが特徴です。
保存性も高く、長期間品質を保つことができるため、こちらも干し芋の製造に適しています。
「玉豊」の干し芋は、昔ながらの味を求める方に特に人気があります。
泉(泉13号)
「泉(泉13号)」は、「シルクスイート」と並んで近年注目を集めている干し芋用の品種です。
肉質は完全な粉質ではない中粉で、乾燥させるとしっとりとした食感になります。
また、鮮やかなオレンジ色の見た目も魅力的で、貯蔵性も良好なため、長期保存することができます。
この品種は栽培が難しく、収穫量が少ない希少品種です。
ただし、粘り気が強く、コクのある味なのでファンも多いです。
シルクスイート
「シルクスイート」は、その名の通りシルクのようになめらかな食感を楽しむことができます。
肉質はやや粘質で、水分含量が高いのが特徴で、乾燥させると独特のもちもちとした食感になり、口当たりが非常に良いです。
糖度も高く、甘さと食感のバランスが絶妙です。
また、β-カロテン含有量が多いため、鮮やかなオレンジ色をしています。
「シルクスイート」の干し芋は、しっとりとした食感を好む方に特に支持されています。
その他の品種
上記の主要品種以外にも、干し芋作りに適したさつまいもの品種は多数存在します。
例えば、「ベニアズマ」は古くから親しまれている品種で、程よい甘さとホクホクとした食感が特徴です。
また、「アヤムラサキ」のような紫芋を使用した干し芋も、独特の色合いと風味で人気があります。
さらに、各地域の気候や土壌に適した地域特有の品種も存在し、それぞれ個性豊かな干し芋を生み出しています。
これらの多様な品種が、干し芋の世界をより豊かで興味深いものにしているのです。
干し芋の種類で人気があるのはどれ?
干し芋の種類で最も人気が高いのは、「紅はるか」を使用したものです。
その理由は、強い甘味と程よいしっとり感にあります。
「紅はるか」は生のままでも十分な甘さを持ちますが、乾燥させることでさらに糖度が増し、濃厚な味わいになります。
また、美しい黄橙色と滑らかな食感も魅力です。
これらの特徴が、幅広い年齢層に支持される理由となっており、照沼をはじめ多くの干し芋製造業者が「紅はるか」を主力商品として扱っています。
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紅はるかと玉豊の干し芋の違いは?
紅はるかと玉豊の干し芋には、以下のような違いがあります。
特徴 | 紅はるか | 玉豊 |
---|---|---|
甘さ | 非常に強い | 甘味が強い |
食感 | しっとり、なめらか | 柔らかい |
色 | 鮮やかな黄橙色 | 薄い黄色 |
風味 | 濃厚 | 濃厚 |
肉質 | やや粘質 | やや粘質 |
紅はるかは強い甘さとしっとりとした食感が特徴で、人気があります。
一方、玉豊は紅はるかよりは控えめな甘さと柔らかい食感が特徴で、昔ながらの素朴な味わいを楽しめます。
紅はるかは鮮やかな黄橙色で見た目も華やかですが、玉豊はより淡い色合いです。
このように、両者は異なる魅力を持っているので、自分の好みに応じて選ぶようにしましょう。
干し芋の干し方の種類
干し芋の製造方法は、主に「平干し」と「丸干し」の2種類に分けられます。
これらの方法は、最終的な形状だけでなく、食感や風味にも大きな影響を与えます。
それぞれの特徴と製造過程を見ていくことで、干し芋について深く理解することができるでしょう。
- 平干し
- 丸干し
種類①平干し
平干しは、最も一般的な干し芋の製造方法です。
さつまいもを細長く薄くスライスし、平らに並べて乾燥させます。
この方法の特徴は、均一に乾燥させることが可能で、仕上がりが安定していることです。
また、乾燥の効率が良いため、大量生産に適しています。
種類②丸干し
丸干しは、さつまいもを皮付きのまま丸ごと蒸してから乾燥させる方法です。
丸干しの特徴は、しっとりとした食感と濃厚な味わいにあります。
皮付きで乾燥させるため、さつまいも本来の風味がより強く残ります。
丸干しは、ゆっくりと時間をかけて乾燥させることで、独特の深い味わいが生まれます。
干し芋で自分好みの種類を見つけるポイント3つ
干し芋には多様な種類があり、それぞれに特徴があります。
自分好みの干し芋を見つけるためには、様々な角度から比較してみることが大切です。
ここでは、理想の干し芋を見つけるための3つのポイントを紹介します。
これらの方法を試すことで、あなたにぴったりの干し芋に出会えるかもしれません。
- さまざまな品種の干し芋を食べ比べてみる
- 平干しと丸干しを食べ比べてみる
- さまざまな産地の干し芋を取り寄せてみる
①さまざまな品種の干し芋を食べ比べてみる
干し芋の味や食感は、使用されるさつまいもの品種によって大きく異なります。
例えば、「紅はるか」は強い甘みとしっとりした食感が特徴で、「玉豊」はホクホクとした食感と素朴な味わいが魅力です。
これらの主要な品種に加え、地域特有の品種など、様々な種類の干し芋を食べ比べてみましょう。
それぞれの特徴を比較することで、自分の好みに合った品種を見つけることができます。
また、同じ品種でも生産者によって味が異なることもあるので、複数の生産者の干し芋を試してみるのも良いでしょう。
②平干しと丸干しを食べ比べてみる
干し芋の製造方法は主に「平干し」と「丸干し」の2種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
平干しは薄くスライスしたさつまいもを乾燥させる一方、丸干しは皮付きのまま丸ごと蒸してから乾燥させるため、しっとりとした食感と濃厚な味わいが楽しめます。
同じ品種のさつまいもを使用していても、平干しと丸干しでは全く異なる食感と風味になります。
両方を食べ比べてみることで、自分の好みに合った干し方を見つけることができます。
③さまざまな産地の干し芋を取り寄せてみる
干し芋の味は、使用されるさつまいもの品種だけでなく、栽培された土地の気候や土壌の特性によっても変わってきます。
例えば、茨城県のひたちなか市や千葉県の成田市など、干し芋の名産地として知られる地域があります。
さまざまな産地の干し芋を取り寄せて食べ比べてみることで、地域ごとの特色や風土の違いを感じ取ることができます。
また、各地域の特産品として開発された珍しい干し芋に出会えるかもしれません。
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干し芋の種類についてよくある質問
干し芋には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
ここでは、干し芋の種類に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
干し芋で食卓と人生を豊かに
干し芋は茨城県の代表的な特産品ですが、照沼では約50ヘクタールの自社農園で主に紅はるかを生産し、自社工場にて干し芋の加工から販売までを自社管理のもと行っています。
また、食の安心安全や環境への配慮のため取組んでいる「農薬・化学肥料を使わない干し芋生産」の規模としては国内トップクラスです。
最近の干し芋需要の高まりを受けて、照沼の干し芋も各種メディアや著名人に取り上げていただき、日本最大級のさつまいも品評会である日本さつまいもサミットにて「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
干し芋は家族・友人や大切な方へのギフト商品として、また日常食として定期購入される方もたくさんいらっしゃいますので、ぜひ照沼の干し芋・さつまいも商品をお試しください。
品質にこだわった照沼の干し芋で、食卓と人生を豊かにするお手伝いができれば幸いです。
干し芋を食べ比べて好みの種類を見つけよう
この記事では、干し芋の種類(品種)について紹介してきました。
干し芋には様々な品種(種類)のさつまいもが使用されており、どの品種で作られたかによって特徴が異なります。
そのため、まずは様々な品種の干し芋を食べ比べ、自分好みの品種を探してみましょう。