「干し芋は妊婦でも食べられる?」
「妊娠中に干し芋を食べるメリットは?」
干し芋が好きだけど妊娠していて、食べられるのか不安になっている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、干し芋は妊婦でも食べられるのかということについて紹介していきます。
妊娠中に干し芋を食べるメリットや食べる際の注意点なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の監修者
管理栄養士・ヘルシー料理家
五賀洋佳(ひろ)⌇管理栄養士の置き換えレシピさん
Instagramで「家族も喜ぶダイエットレシピ」を紹介する管理栄養士で、SNSの総フォロワーは約10万人。野菜ソムリエの知識を活かしたwebメディアへのコラム執筆や企業向けレシピ作成を行っており、岡山県主催の食品ロス講師としても活動している。
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干し芋は妊娠中でも食べられる?
妊娠中でも干し芋を食べることができます。
干し芋は栄養価が高く、妊婦さんにとって良いおやつの選択肢です。
カリウムが豊富に含まれており、むくみの予防に役立ちます。
また、マグネシウムや鉄分も含まれているため、高血圧や貧血の予防にも効果があります。
ただし、食べ過ぎには注意が必要です。
干し芋は糖質が多いため、1日の摂取量は15g程度(手のひら半分くらい)を目安にしましょう。
また、カロリーの摂りすぎにも気をつける必要があり、適量を守りながら昼間の間食として食べるのが理想的です。
これらの点に気をつければ、妊婦さんも安心して干し芋を楽しむことができます。
妊娠中に干し芋を食べるメリット
妊娠中に干し芋を食べることには、いくつかの重要なメリットがあります。
栄養豊富な干し芋は、妊婦さんの健康維持に役立つ様々な栄養素を含んでいます。
以下で、主な利点を詳しく見ていきましょう。
- カリウムによるむくみ予防
- マグネシウムによる高血圧予防
- 鉄分による貧血予防
- 食物繊維による便秘解消
①カリウムによるむくみ予防
干し芋に豊富に含まれるカリウムは、妊娠中のむくみ予防に効果的です。
カリウムは体内の水分バランスを調整する重要な役割を果たし、ナトリウムの排出を促進します。
これにより、妊娠中によく見られる手足のむくみを軽減する効果に期待できます。
適度に干し芋を摂取することで、体内の余分な水分を排出し、快適な妊娠生活をサポートしてくれるでしょう。
②マグネシウムによる高血圧予防
干し芋に含まれるマグネシウムは、妊娠中の高血圧予防に役立ちます。
マグネシウムは血管を拡張させる作用があり、血圧の安定化に貢献します。
妊娠高血圧症候群*のリスクを軽減し、母体と胎児の健康を守ることができるでしょう。
適量の干し芋を摂取することで、自然な方法で血圧管理をサポートすることができます。
▶︎妊娠高血圧症候群とは
妊娠時に高血圧を発症した場合、妊娠高血圧症候群といいます。妊娠前から高血圧を認める場合、もしくは妊娠20週までに高血圧を認める場合を高血圧合併妊娠と呼びます。妊娠20週以降に高血圧のみ発症する場合は妊娠高血圧症、高血圧と蛋白尿を認める場合は妊娠高血圧腎症と分類されます。2018年からは蛋白尿を認めなくても肝機能障害、腎機能障害、神経障害、血液凝固障害や赤ちゃんの発育が不良になれば、妊娠高血圧腎症に分類されるようになりました。収縮期血圧が140mmHg以上(重症では160 mmHg以上)、あるいは拡張期血圧が90mmHg以上(重症では110 mmHg以上)になった場合、高血圧が発症したといいます。尿中に蛋白が1日当たり0.3g以上出ること(重症では2g以上)を蛋白尿を認めたといいます。
引用:日本産婦人科学会
③鉄分による貧血予防
干し芋には鉄分も含まれており、妊娠中の貧血予防に効果が期待できます。
妊娠中は胎児の成長に伴い鉄分の需要が増加するため、貧血のリスクが高まります。
干し芋に含まれる鉄分は、赤血球の生成を助け、貧血の予防や改善に役立つでしょう。
④食物繊維による便秘解消
干し芋に含まれる食物繊維は、妊娠中によく見られる便秘の解消に役立ちます。
妊娠中はホルモンの変化や、子宮が拡大することで腸が圧迫されることにより、便秘になりやすくなります。
食物繊維は腸内環境を整え、便のかさを増やし、腸の動きを促進する効果に期待できる栄養素です。
そのため、干し芋を摂取することで、自然な方法で便秘を予防し、快適な排便をサポートします。
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干し芋には葉酸も含まれる!
干し芋には、妊婦さんにとって重要な栄養素である葉酸も含まれています。
葉酸は、ビタミンB群の一種で、細胞分裂を促進し、胎児の健全な発育をサポートする栄養素です。
特に、妊娠初期の神経管閉鎖障害のリスクを低減する効果があるとされています。
干し芋100gあたり約13μg *の葉酸が含まれており、妊婦さんの1日の推奨摂取量480μgの一部を補うことができます。
干し芋だけでなく、ほうれん草やブロッコリーなど、他の葉酸を多く含む食品と組み合わせて摂取することが望ましいでしょう。
参考:Slism
妊娠中に干し芋を食べる際の注意点
妊娠中に干し芋を食べることには多くの利点がありますが、同時にいくつかの注意点も考慮する必要があります。
適切な摂取量を守り、バランスの取れた食生活の一部として干し芋を楽しむことが大切です。
以下で、主な注意点を詳しく見ていきましょう。
- カロリーの摂りすぎに注意
- 不溶性食物繊維の過剰摂取による便秘や下痢のリスク
- 糖分の摂りすぎに注意
カロリーの摂りすぎに注意
干し芋は栄養価が高い反面、カロリーも比較的高いため、摂取量に注意が必要です。
100gあたり約277カロリーと、お茶碗1杯分のご飯よりも高カロリーです。
妊娠中は適切な体重管理が重要であり、過剰なカロリー摂取は望ましくありません。
1日の摂取量は15g程度(手のひら半分くらい)を目安とし、他の食事とのバランスを考えて食べるようにしましょう。
不溶性食物繊維の過剰摂取による便秘や下痢のリスク
干し芋には食物繊維が豊富に含まれており、適度な摂取は便秘予防に効果的です。
しかし、一度に大量の食物繊維を摂取することは、よくありません。
摂りすぎると食物繊維は腸内で水分を吸収し、便を硬くして便秘を悪化させたり、逆に下痢を引き起こしたりすることがあります。
また、急激な不溶性食物繊維の増加は腸内細菌のバランスを崩し、お腹の調子を崩す原因にもなります。
糖分の摂りすぎに注意
干し芋は自然な甘さが特徴ですが、糖分も含まれています。
妊娠中は血糖値の管理が重要であり、糖分を摂りすぎると妊娠糖尿病*のリスクを高める可能性があります。
干し芋は低GI食品ですが、食べ過ぎれば血糖値の上昇につながります。
干し芋を食べる際は、他の糖質の摂取量を調整し、バランスの取れた食事の一部として楽しむようにしましょう。
▶︎妊娠糖尿病とは
妊娠糖尿病とは、妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。なお、妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に“明らかな糖尿病”と診断された場合は妊娠糖尿病には含めませんが、これらは妊娠糖尿病より重度の状態ですので、血糖をより厳密に管理する必要があります。また妊娠前に糖尿病と診断されている場合は、血糖を十分に管理し、糖尿病の合併症(網膜症や腎症)がある場合、その状態の評価を行った上で計画的に妊娠することが、健康な赤ちゃんを産むために非常に大切です。
引用:日本産婦人科学会
妊娠中に食べる干し芋の選び方
妊娠中に干し芋を選ぶ際は、栄養価だけでなく、安全性や健康面にも配慮する必要があります。
以下に、妊婦さんが干し芋を選ぶ際の重要なポイントを詳しく解説します。
- 甘さに注意して選ぶ
- 無添加のものを選ぶ
甘さに注意して選ぶ
妊娠中は血糖値の管理が重要であるため、干し芋を選ぶ際は甘さに注意を払う必要があります。
自然な甘さが楽しめる干し芋を選ぶことが大切です。
さつまいもの品種によって甘さが異なるため、甘すぎるものは避けましょう。
また、パッケージに記載されている糖度や栄養成分表示を確認し、糖質含有量の低いものを選ぶことも賢明です。
無添加のものを選ぶ
干し芋を選ぶ際は、無添加のものを選びましょう。
一部の干し芋には、保存性を高めるために保存料などの添加物が使用されていることがあります。
パッケージの原材料表示を必ず確認し、「さつまいも」のみが記載されているものを選ぶようにしましょう。
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干し芋の他に妊婦におすすめのおやつ
干し芋以外にも、妊婦さんにおすすめのおやつがいくつかあります。
これらは栄養価が高く、妊娠中の健康維持に役立ちます。
以下に、妊婦さんにおすすめのおやつをいくつか紹介するので、見ていきましょう。
- 焼き芋
- フルーツ
- ヨーグルト
- ナッツ
焼き芋
焼き芋は、干し芋と同様に栄養価が高く、妊婦さんにおすすめのおやつです。
葉酸や鉄分、ビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれており、妊娠中の健康維持に役立ちます。
ただし、焼き芋は高カロリー・高糖質なので、1日の目安量は200g前後(中サイズ1本程度)に抑えましょう。
皮ごと食べることで、より多くの栄養を摂取できます。
フルーツ
フルーツは、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、妊婦さんの健康維持に欠かせないおやつです。
りんごやバナナ、いちごなど、様々な種類のフルーツを取り入れることで、バランスの良い栄養摂取が可能です。
ただし、フルーツに含まれる糖分にも注意が必要です。
ヨーグルト
ヨーグルトは、カルシウムやたんぱく質が豊富で、妊婦さんの腸内環境を整えるのに効果的なおやつです。
特に、妊娠中によく見られる便秘の解消に役立ちます。
また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、免疫力の向上にも貢献するでしょう。
ただし、糖分の過剰摂取を避けるため、低糖タイプや無糖タイプのヨーグルトを選ぶことをおすすめします。
フルーツやナッツを組み合わせることで、より栄養バランスの良いおやつになります。
ナッツ
ナッツは、良質な脂肪とたんぱく質、ビタミンEなどが豊富に含まれており、妊婦さんの栄養補給に適したおやつです。
特に、アーモンドには葉酸が、カシューナッツにはビタミンBが豊富に含まれており、妊娠中に不足しがちな栄養素を補うことができます。
ただし、ナッツは高カロリーなので、1日の摂取量は20〜30g程度(小袋1袋分など)に抑えましょう。
干し芋やフルーツと組み合わせることで、より栄養バランスの良いおやつになります。
干し芋と妊婦についてよくある質問
干し芋と妊婦に関して、以下によくある質問とその回答をまとめました。
干し芋で食卓と人生を豊かに
干し芋は茨城県の代表的な特産品ですが、照沼では約50ヘクタールの自社農園で主に紅はるかを生産し、自社工場にて干し芋の加工から販売までを自社管理のもと行っています。
また、食の安心安全や環境への配慮のため取組んでいる「農薬・化学肥料を使わない干し芋生産」の規模としては国内トップクラスです。
最近の干し芋需要の高まりを受けて、照沼の干し芋も各種メディアや著名人に取り上げていただき、日本最大級のさつまいも品評会である日本さつまいもサミットにて「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
干し芋は家族・友人や大切な方へのギフト商品として、また日常食として定期購入される方もたくさんいらっしゃいますので、ぜひ照沼の干し芋・さつまいも商品をお試しください。
品質にこだわった照沼の干し芋で、食卓と人生を豊かにするお手伝いができれば幸いです。
妊娠中は干し芋で空腹を満たそう
この記事では、干し芋は妊婦さんでも食べることができるのかということについて解説してきました。
干し芋は適量を守って食べることで、妊婦さんにも嬉しい様々な効果を享受することができます。
食べ過ぎると様々なリスクがあるので、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。
そうすることで、自身と胎児の健康を維持することができます。