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干し芋と虫歯の関係について解説!他のおやつとの違いや虫歯の要因も解説

「干し芋を食べると虫歯になる?」
「他のおやつと比べるとどうなの?」

干し芋について気になっている方で、虫歯にならないのかどうか不安だという方もいるのではないでしょうか。

干し芋は他のおやつと比較して虫歯になるリスクが低いと言われています。

そこでこの記事では、干し芋と虫歯の関係について解説していきます。

また、虫歯のメカニズムや虫歯になりやすいおやつも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

オーガニック料理ソムリエ・食品添加物エキスパート
しおり|麹で一汁一菜|麹 . 無添加さん

Instagramで「肩の力抜いて、からだ・こころ整える」気負わず作れる麹レシピを紹介。フォロワーは1.2万人を超える。過度なダイエットや自然派思考で心身のバランスを崩した経験から、体の声を聞いた無添加・発酵生活を実践中。作って食べて自分を大切にするライフスタイルを提案し、美肌、アレルギー改善、心の安定をサポートしている。

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目次

干し芋は虫歯になりにくい?

干し芋は一般的に虫歯になりにくい食品とされています。

その理由は、干し芋の甘さが天然のものであり、精製糖を含まないためです。

また、干し芋には豊富な食物繊維が含まれており、これが歯の表面を清掃する効果を持っています。

さらに、干し芋を食べる際には噛む必要があり、この行為が唾液の分泌を促進するのですが、唾液は口腔内のpHを中和し歯を保護する役割があります。

加えて、干し芋は他の甘い食品と比べて粘着性が低く、歯に残りにくい特性があるのです。

ただし、干し芋にも糖質が含まれているため、食べ過ぎには注意が必要です。

食後には水で口をすすぐか歯を磨くことが推奨されます。

適度に楽しむことで、虫歯のリスクを低減しつつ栄養価の高いおやつとして活用できるでしょう。

参考:石岡矯正歯科・小児歯科

虫歯のメカニズム

虫歯は、歯の健康を脅かす最も一般的な問題の一つです。

その発生と進行には複雑なプロセスが関わっており、様々な要因が影響しています。

ここでは、虫歯のメカニズムについて、基本的なプロセス、主要な要因、そして進行段階に分けて詳しく解説します。

虫歯のメカニズム
  • 虫歯発生の基本的なプロセス
  • 虫歯発生の要因
  • 虫歯の進行段階

虫歯発生の基本的なプロセス

虫歯の発生は、以下の基本的なプロセスを経て進行します。

虫歯発生の基本的なプロセス
  • プラークの形成
    歯の表面に細菌が付着し、プラークを形成。
  • 酸の産生
    プラーク中の細菌が糖質を代謝し、酸を産生。
  • 脱灰
    酸によって歯のエナメル質が溶け出し、ミネラルが失われる。
  • 再石灰化と脱灰のバランス
    唾液の作用で一部は再石灰化されますが、脱灰が上回ると虫歯が進行。

このプロセスは継続的に繰り返され、適切な対策を取らないと虫歯が進行していきます。

虫歯発生の要因

虫歯の発生には、複数の要因が関与しています。

主な要因は以下の表にまとめられます。

要因説明
細菌主にミュータンス連鎖球菌が関与
糖質細菌のエネルギー源となり、酸を産生
時間長時間の酸の暴露が脱灰を促進
歯の構造溝や隙間が多いと細菌が定着しやすい
唾液量や質が不足すると再石灰化が阻害される
口腔衛生不適切な歯磨きはプラーク蓄積を招く
遺伝的要因エナメル質の質や唾液の性質に影響

これらの要因が複合的に作用することで、虫歯のリスクが高まります。

虫歯の進行段階

虫歯は、その進行度合いによって以下の段階に分類されます。

スクロールできます
進行段階特徴
初期虫歯エナメル質の表面に白斑や褐色斑が現れる。適切なケアにより再石灰化の可能性がある。
エナメル質虫歯エナメル質内部まで虫歯が進行するが、まだ象牙質には達していない。
象牙質虫歯虫歯がエナメル質を突破し、象牙質に達する。この段階から痛みを感じる可能性が高くなる。
歯髄炎虫歯が歯の中心部(歯髄)まで達し、激しい痛みを伴う。
根尖性歯周炎虫歯が神経まで達し、歯根の周囲に炎症が広がる。

各段階に応じて適切な治療が必要となり、進行が進むほど治療は複雑になります。

虫歯のメカニズムを理解することは、予防と早期発見・治療の重要性を認識する上で非常に重要です。

日々の適切な口腔ケア、定期的な歯科検診、そして糖質の過剰摂取を避けるなどの生活習慣の改善が、虫歯予防の鍵となります。

また、初期段階で発見できれば、フッ素塗布などのリスクが少ない処置で進行を食い止められる可能性が高くなります。

干し芋が虫歯になりにくい理由

干し芋は、甘い味わいがありながらも、虫歯になりにくい食品として知られています。

一見矛盾するように思えるこの特性には、いくつかの重要な要因があります。

ここでは、干し芋が虫歯になりにくい主な理由について詳しく見ていきましょう。

干し芋が虫歯になりにくい理由
  • 食物繊維が豊富
  • 咀嚼による唾液分泌促進
  • 粘着性が低い
  • 砂糖を使っていない

食物繊維が豊富

干し芋には豊富な食物繊維が含まれており、虫歯予防に重要な役割を果たします。

まず、食物繊維は歯の表面を物理的に清掃する効果があります。

干し芋を噛むことで、食物繊維が歯の表面に付着したプラークや食べかすを擦り取る働きをするのです。

そのため、虫歯の原因となる細菌の繁殖を抑制することができます。

また、食物繊維は消化に時間がかかるため、口内に長時間とどまることがありません。

これにより、虫歯菌が糖分を分解して酸を産生する時間が短くなり、結果として虫歯のリスクが低下します。

咀嚼による唾液分泌促進

干し芋は、十分な咀嚼が必要な食品です。

この咀嚼行為が、唾液の分泌を促進する重要な要因となります。

唾液には、口内を中性に保つ働きがあり、虫歯菌が産生する酸を中和し、エナメル質の脱灰を防ぐのです。

また、唾液には抗菌作用もあり、口内の細菌の繁殖を抑制します。

さらに、唾液に含まれるミネラルは、初期段階の虫歯を修復する再石灰化を促進します。

つまり、干し芋を食べることで唾液の分泌が増え、自然な形で虫歯予防効果が高まるのです。

粘着性が低い

干し芋は、他の甘い食品と比較して粘着性が低いという特徴があります。

※粘着性は低いですが、干し芋もある程度の粘着性はあります。

例えば、キャラメルやチョコレートなどは歯に粘着しやすく、長時間歯の表面に残りやすいですが、干し芋はそのような性質が少ないです。

粘着性が低いということは、食べた後に歯の表面や歯と歯の間に残りにくいということを意味します。

これにより、虫歯菌が糖分を利用して酸を産生する機会が減少し、結果として虫歯のリスクが低くなるのです。

また、粘着性が低いことで、自然な口の動きや唾液の流れによって、食べかすが口から洗い流されやすくなります。

これも虫歯予防に役立つ重要な要因です。

砂糖を使っていない

干し芋の甘さは、さつまいも本来の自然な甘みです。

製造過程で砂糖を添加していないため、精製糖由来の急激な糖分の供給がありません。

精製糖は虫歯菌の格好のエサとなり、急速に酸を産生させます。

一方、干し芋に含まれる天然の糖分は、複合炭水化物の形で存在するため、ゆっくりと分解されます。

そのため、口内の急激な酸性化を防ぎ、虫歯のリスクを低減させるのです。

さらに、さつまいもに含まれる糖質の一部は、虫歯予防効果のあるマルトースです。

マルトースは虫歯菌が利用しにくい糖質であり、これも干し芋が虫歯になりにくい理由の一つとなっています。

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虫歯になりやすいおやつは?

虫歯になりやすいおやつの特徴は、糖分が多く、口内に長時間とどまる傾向があることです。

具体的な例としては以下のようなものが挙げられます。

虫歯になりやすいおやつ
  • キャラメル
  • キャンディー
  • チョコレート
  • ガム
  • ビスケット
  • クッキー

キャラメルやキャンディーは、糖分が高く、長時間舐めることで口内に滞在時間が長くなります。

チョコレートも糖分が多く、歯に付着しやすい性質があります。

ガムは噛み続けることで糖分が長時間口内に残りやすいです。

また、ビスケットやクッキーは、歯の隙間に入り込みやすく、唾液で流れにくいため虫歯リスクが高くなります。

そして、炭酸飲料やジュースなどの甘い飲み物も、糖分が高く歯の表面全体に接触するため注意が必要です。

これらのおやつを食べる際は、食べる時間を決めて一度に食べ切り、その後すぐに歯磨きや水でのうがいを行うようにしましょう。

また、糖分の少ないおやつを選んだり、食べる頻度を減らすことも虫歯予防に効果的です。

干し芋を食べて虫歯になることはある?

干し芋は一般的に虫歯になりにくい食品とされていますが、完全に虫歯のリスクがないわけではありません。

干し芋にも糖分が含まれており、過剰摂取や不適切な食べ方をすると、虫歯の原因となる可能性があります。

特に、干し芋を長時間かけて食べたり、頻繁に摂取したりすると、口内の酸性状態が続き、虫歯のリスクが高まります。

また、干し芋の粘着性により、歯の表面や歯間に残りやすいことも注意点です。

したがって、干し芋を楽しむ際は、適量を守り、一度に食べきるようにしましょう。

また、食後は水でうがいをしたり、歯磨きをするなど、口腔ケアを心がけることが大切です。

干し芋の栄養価を活かしつつ、虫歯予防に配慮した食べ方を心がけることが重要です。

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干し芋を食べて虫歯にならないために気をつけること

干し芋は比較的虫歯になりにくい食品ですが、完全に虫歯のリスクがないわけではありません。

適切な摂取方法と口腔ケアを心がけることで、干し芋を楽しみながら虫歯予防することができます。

以下に、干し芋を食べて虫歯にならないために気をつけるべきポイントを詳しく解説します。

虫歯にならないために気をつけること
  • 食べ過ぎに注意する
  • 食べる時間に気をつける
  • しっかり歯を磨く
  • 定期的に歯科検診を受ける

食べ過ぎに注意する

干し芋は栄養価が高く、健康的なおやつですが、糖分も含まれています。

食べ過ぎると虫歯のリスクを高める可能性があります。

適量の目安は、1日に50〜100g程度(干し芋3〜4枚分)です。

この量であれば、栄養摂取と虫歯予防のバランスを取ることができます。

また、干し芋を食べる際は、一度に食べきるようにしましょう。

少しずつ長時間かけて食べると、口内が酸性状態に保たれる時間が長くなり、虫歯のリスクが高まります。

食べる時間に気をつける

干し芋を食べるタイミングも重要です。

食事の一部として、または食後のデザートとして食べるのが理想的です。

食事中や食後は唾液の分泌量が増加しており、口内を中性に保つ効果が高まっています。

この時間帯に干し芋を食べることで、糖分による酸性化を最小限に抑えることができます。

就寝前の摂取は避けましょう。

夜間は唾液の分泌量が減少するため、口内が酸性状態になりやすく、虫歯のリスクが高まります。

しっかり歯を磨く

干し芋を食べた後は、適切な口腔ケアが重要です。

食後30分程度経ってから歯磨きをすることをおすすめします。

歯磨きの際は、以下の点に注意しましょう。

歯磨きで注意すること
  • フッ素入りの歯磨き粉を使用する
  • 歯と歯茎の境目や歯と歯の間もしっかり磨く
  • 舌も忘れずに磨く
  • 最低2分間は丁寧に磨く

また、歯間ブラシやフロスを使用して、歯と歯の間に残った食べかすも除去することが大切です。

歯磨きができない環境では、水でうがいをするだけでも効果があり、うがいをすることで口内の糖分や酸を洗い流すことができます。

定期的に歯科検診を受ける

虫歯予防には、日々のケアに加えて、定期的な歯科検診が欠かせません。

半年に1回程度、歯科医院で検診を受けることをおすすめします。

定期検診の利点
  1. 初期段階の虫歯を発見できる
  2. 歯科衛生士に歯垢や歯石を除去してもらえる
  3. 正しい歯磨き方法や口腔ケアのアドバイスを受けられる
  4. 個々の口腔状態に合わせた予防策を立てられる

また、歯科医師に干し芋の摂取について相談することで、自分の口腔状態に適した摂取量や方法についてアドバイスを得ることができます。

干し芋と虫歯についてよくある質問

以下に、干し芋と虫歯についてよくある質問とその回答をまとめました。

干し芋は虫歯の原因になりますか?

干し芋は虫歯の直接的な原因にはなりにくいですが、食べ過ぎや不適切な食べ方をすると虫歯のリスクが高まる可能性があります。

干し芋に含まれる自然な糖分は、精製糖に比べて虫歯菌の餌になりにくいですが、適量を守ることが重要です。

干し芋と生のさつまいもでは、虫歯のリスクに違いはありますか?

干し芋は生のさつまいもよりも糖分が凝縮されているため、同量を比較すると干し芋の方が虫歯のリスクは若干高くなります。

ただし、干し芋は食物繊維も豊富で咀嚼を促すため、適切に摂取すれば虫歯のリスクは低く抑えられます。

干し芋は他のお菓子と比べて虫歯になりにくいですか?

一般的に、干し芋は市販のお菓子と比べて虫歯になりにくい傾向があります。

添加糖を含まず、食物繊維が豊富で咀嚼を促進するため、唾液の分泌を増やし、口内を中性に保つ効果があります。

ただし、適量を守ることが重要です。

干し芋を食べた後は、すぐに歯磨きする必要がありますか?

干し芋を食べた直後にすぐ歯磨きをする必要はありませんが、食後30分程度経ってから歯磨きをすることをおすすめします。

食後すぐの歯磨きは、酸によって軟化したエナメル質を傷つける可能性があります。

水でうがいをするだけでも効果的です。

干し芋に含まれる糖分は虫歯菌の餌になりますか?

干し芋に含まれる糖分は虫歯菌の餌になる可能性はありますが、精製糖に比べてその影響は小さいです。

干し芋の糖分は複合炭水化物の形で存在し、ゆっくりと分解されるため、急激な酸の産生を抑制します。

また、食物繊維が豊富なため、糖分が歯に付着しにくい特徴があります。

干し芋は歯にくっつきやすいですか?

干し芋は他の粘着性の高いお菓子(キャラメル、グミなど)と比較すると、歯にくっつきにくい食品です。

そのため、虫歯のリスクは比較的低いと言えます。

ただし、干し芋の食べ方や摂取量によっては、歯に付着する可能性もあるので、食後のうがいや適切な歯磨きを心がけることが大切です。

干し芋で食卓と人生を豊かに

干し芋は茨城県の代表的な特産品ですが、照沼では約50ヘクタールの自社農園で主に紅はるかを生産し、自社工場にて干し芋の加工から販売までを自社管理のもと行っています。

また、食の安心安全や環境への配慮のため取組んでいる「農薬・化学肥料を使わない干し芋生産」の規模としては国内トップクラスです。

最近の干し芋需要の高まりを受けて、照沼の干し芋も各種メディアや著名人に取り上げていただき、日本最大級のさつまいも品評会である日本さつまいもサミットにて「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

干し芋は家族・友人や大切な方へのギフト商品として、また日常食として定期購入される方もたくさんいらっしゃいますので、ぜひ照沼の干し芋・さつまいも商品をお試しください。

品質にこだわった照沼の干し芋で、食卓と人生を豊かにするお手伝いができれば幸いです。

普段のおやつを干し芋に置き換えよう

この記事では干し芋と虫歯について解説してきました。

干し芋を食べることで虫歯にならないということはありませんが、クッキーやチョコレートといったおやつと比べると虫歯になるリスクは低いです。

そのため、普段からおやつとしてクッキーやチョコレートなどをよく食べているという方は、そのおやつを干し芋に置き換えてみましょう。

そうすることで、健康的に栄養摂取を行いながら虫歯のリスクを低減させることができます。

照沼編集部

照沼編集部のアバター 照沼編集部 干し芋生産者

茨城県で有機干し芋を生産/販売しているブランド「照沼(てるぬま)」の編集部です。現地生産者だからこそ紹介できる干し芋の基礎知識、美味しい干し芋の食べ方や選び方など、初めての方にもわかりやすく発信してまいります。

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