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干し芋のカビは危険!見分け方と対処法について徹底解説

「目の前にある干し芋の模様はカビ?」
「干し芋のカビを見分けたい」

家で食べようとした、干し芋に模様や斑点がありその正体がカビなのかを見分けたい方もいるのではないでしょうか。

この記事では、そんな方のために、干し芋のカビの見分け方について紹介していきます。

さらには、カビに似た正体やカビの原因と対策も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事を最後まで読むことで、干し芋のカビについて理解を深めることができます。

とり肉料理研究家
やぁ┋とり肉ダイエットめしさん

Instagramフォロワー6.8万人超の「飽きない!とり肉アレンジレシピ」考案者。双子ママのとり肉料理研究家として、美味しく健康的なダイエットをサポート。旦那の食事改善で7ヶ月20kg減量を実現。食品衛生責任者の資格を持ち、安全で栄養バランスの取れた簡単レシピを提案中。

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目次

干し芋のこの模様はカビ?画像で種類ごとに見分け方を紹介

干し芋は長期保存が可能な食品ですが、保存状態が悪いとカビが生えてしまうことがあります。

カビの種類によっては、健康被害を引き起こす可能性もあるため、見分け方を知っておくことが重要です。

ここでは、干し芋に生えるカビの種類とその見分け方を写真で紹介します。

干し芋に生えるカビの種類

白カビ

この写真を見ると、干し芋の表面に白く盛り上がったカビが確認できます。

これは白カビの特徴で、干し芋の中までカビが入り込み、白く濁っているのがわかります。

白カビは見た目だけでは判断が難しく、ツンとくる臭いやアンモニア臭がする場合もあります。

白い粉と見分けがつきにくいため、見分け方を理解しておくことが重要です。

白カビは、アフラトキシンという発がん性物質を生成する可能性があるため、白カビの生えた干し芋は食べずに処分しましょう。

健康被害を防ぐためにも、カビの見分け方を知っておくことが大切です。

白カビの特徴
  • 干し芋の中までカビが入り込み、白く濁っている
  • ツンとくる臭いやアンモニア臭がする場合もあり
アフラトキシンとは?

アフラトキシン類は、穀類、落花生、ナッツ類、とうもろこし、乾燥果実などに寄生するアスペルギルス属(Aspergillus, コウジカビ)の一部のかびが産生するかび毒であり、食品から検出される主要なものに4種類(B1、B2、G1、G2)あります。

引用:いろいろなかび毒|農林水産省

黒カビ・茶カビ

この写真の干し芋を見ると、表面に黒や茶色の斑点状のカビが生えているのが確認できます。

このような黒・茶・緑のカビは、毒性が低いため誤って食べてしまっても、それほど心配はありません。

しかし、カビが発生している食べ物には、カビ以外の細菌も増殖している可能性があります。

細菌が増えた食べ物を食べると、食中毒症状を引き起こすこともあるため、干し芋にカビのようなものが発生している場合は、食べずに捨てる方が安全です。

カビの色だけでなく、食品全体の状態を確認することが大切です。

黒カビ・茶カビの特徴

黒・茶・緑のカビは、毒性が低いがその他の細菌が増殖している可能性あり

赤カビ

赤カビは、食べると下痢や嘔吐の症状を引き起こす可能性があります。

この写真の干し芋には、赤く盛り上がったカビが生えているのが見てとれます。

赤カビは、食べると下痢や嘔吐の症状を引き起こす可能性があり、カビの中でも最も危険とされています。

このような赤カビの生えた干し芋は、決して食べずにすぐに処分する必要があります。

また、赤カビは他の食品にも容易に移ってしまうため、発見した際はすみやかに隔離し廃棄しましょう。

赤カビが生えた干し芋を食べてしまうと、健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、細心の注意が必要です。

赤カビの特徴
  • 赤く盛り上がったカビが生えている
  • カビの中でも最も危険
  • 食べると下痢や嘔吐の症状を引き起こす可能性あり

緑カビ

この写真を見ると、干し芋の表面に緑色のカビが生えているのが確認できます。

緑色のカビは、干し芋でよく見られるカビの一つです。

多くの緑カビは毒性がないとされていますが、中には発がん性の毒素を持つものもあるため、緑色のカビがついた干し芋は食べないことをおすすめします。

干し芋に緑のカビが生えていたら、食べるのを避け、処分するようにしましょう。

カビの色だけで安全性を判断するのは難しいため、少しでもカビが生えている干し芋は食べない方が無難です。

緑カビの特徴
  • 干し芋でよく見られるカビ
  • 毒性がない
  • 中には発がん性の物質を持つものもあり

間違って干し芋のカビを食べてしまったら!

もし、干し芋に生えたカビを誤って食べてしまった場合、少量であれば症状が現れないこともありますが腹痛や下痢、嘔吐などの症状が表れる可能性があります。

カビが発生している食品には、カビ以外にも食中毒の原因となる細菌が増殖していることがあるため、注意が必要です。

万が一、カビの生えた干し芋を食べてしまい、数日経っても下痢が治まらなかったり、嘔吐が繰り返し起こるようであれば、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

医師の診断を受け、適切な治療を行うことが重要です。

カビに見える干し芋表面の白い粉や黒い斑点の正体!

干し芋の表面に見られる白い粉や黒い斑点は、一見するとカビのように見えます。

しかし、これらの変化は必ずしもカビを意味するわけではありません。

ここでは、干し芋の表面に現れる白い粉と黒い斑点の正体を、写真で使って解説します。

白い粉の正体

この写真の干し芋の表面に見られる白い粉は、実はカビではありません。

これは、干し芋に含まれる糖分が結晶化したものなのです。

干し芋は糖分が多いため、表面に白い粉が吹いていることがありますが、これは品質上の問題ではなく、安全に食べられます。

白い粉が見られる干し芋は、高温多湿の環境で保存されていたり、急激な温度変化にさらされたりすることで、表面の糖分が結晶化しやすくなります。

この現象は、干し芋の種類や製造方法によっても異なります。

白い粉が見られても、干し芋の味や食感に大きな影響はありません。

むしろ、糖分が結晶化することで、より甘みが引き立つ場合もあります。

黒くなっている正体

この写真のように、干し芋が黒ずんでいる場合、ヤラピンやクロロゲン酸が酸化したものである可能性が高いです。

クロロゲン酸とは?

クロロゲン酸とはポリフェノールの一種で、主にコーヒー豆やじゃがいも等に含まれる成分です。抗酸化作用のほか、脂肪の蓄積を抑える効果などが知られており、糖尿病や肥満の予防のためのサプリメントなどに利用されています。

引用:わかさ生活

これらの成分は、干し芋が空気に触れることで酸化し、黒い斑点として表れます。

黒ずみ自体はカビではなく、味が少し苦くなるものの食べても安全です。

ただし、黒ずみが異常に広がっていたり、カビ特有の臭いがしたりする場合はカビの可能性も考えられます。

その場合は、食べずに処分するようにしましょう。

干し芋の黒ずみは、保存状態や製造方法によっても異なります。

適切な温度と湿度管理、および空気との接触を最小限に抑えることで、黒ずみを防ぐことができます。

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干し芋にカビが発生する原因と対策

干し芋は、保存状態が適切でないとカビが発生しやすい食品です。

カビの発生は、干し芋の品質を著しく低下させるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

ここでは、干し芋にカビが発生する原因と、その対策について説明します。

干し芋にカビが発生する原因
  • 湿気の多い環境での保存
  • 常温や冷蔵庫での長期保存
  • 保存容器が密閉されていない

湿気の多い環境での保存

干し芋を湿気の多い環境で保存すると、カビが発生しやすくなります。

カビは高い湿度を好むため、多湿な環境は干し芋の表面に水分を与えカビを成長させてしまうのです。

また、湿気は干し芋の品質を低下させ、べたつきや軟化の原因にもなります。

これを防ぐには、干し芋を保存する際に乾燥剤を使用するのが効果的です。

乾燥剤は、周囲の湿気を吸収し、カビの発生を抑える働きがあります。

常温や冷蔵庫での長期保存

干し芋を常温や冷蔵庫で長期間保存すると、カビが生えるリスクが高まります。

常温では温度と湿度が高くなりやすく、カビの繁殖に適した環境になる一方、冷蔵庫は湿度が高くなる傾向があるためカビが発生しやすくなります。

冷蔵庫内では、食品から出る水分が結露し、高い湿度を生み出しやすいです。

これが、干し芋の表面に水分を与え、カビの発生を促すのです。

冷凍保存は、カビの発生を抑える上で最も効果的な方法であり、長期保存に適しています。

冷凍庫内の低温と乾燥した環境が、カビの繁殖を防ぎます。

保存容器が密閉されていない

干し芋を保存する際容器がしっかりと密閉されていないと、空気中のカビ胞子が侵入しカビが発生する原因となります。

カビ胞子は目に見えないほど小さく、わずかな隙間からも侵入します。

開封した状態や、蓋が緩んでいる容器では、カビ胞子が入り込む危険性が高いです。

そのため、干し芋を保存する際は、密閉性の高い容器を使用し、しっかりと蓋を閉めることが重要です。

また、容器は清潔なものを使用し、汚れや水分を取り除いておくようにしましょう。

さらに、一度開封した干し芋は、なるべく早く食べきることが重要です。

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干し芋のカビが発生した場合の対処法

干し芋にカビが生えてしまった場合、カビの生えた部分だけを取り除けば残りは食べられると考えるかもしれません。

しかし、これは大変危険なのでやめましょう。

カビは胞子を形成し、目には見えない形で干し芋の内部にまで広がっている可能性があるからです。

干し芋のカビが発生した場合の対処法
  • 中身の色を確認する
  • 全体を廃棄する

中身の色を確認する

干し芋の表面にカビが生えていても、中身が影響を受けていない可能性があります。

カビが生えた部分を切り取り、中身の色を確認しましょう。

中身が白っぽく見えるようであればカビの影響は表面的なものなので、カビの部分をナイフで広めに切り取ることで残りの部分を食べることができます。

ただし、カビを取り除いた後は、なるべく早く食べ切るようにしましょう。

一方、中身が茶色や黒っぽく変色している場合は、カビの影響が内部まで及んでいる可能性が高いです。

この場合は変色した部分を食べると健康被害のリスクがあるので、干し芋全体を廃棄するようにしましょう。

全体を廃棄する

干し芋の表面に生えたカビが、緑色や黒色、青色などの場合は、カビの胞子が内部まで広がっている可能性が高いです。

このようなカビは、アフラトキシンなどの有害な毒素を生成することがあるため、健康被害のリスクがあります。

カビが広範囲に広がっている場合も、内部まで影響を受けている可能性が高いです。

これらの場合はカビの部分だけを取り除いても目に見えない胞子が残っている可能性があるので、干し芋を一部でも食べるのは危険です。

健康を守るために、干し芋全体を廃棄するのが最も安全な方法です。

干し芋のカビについてよくある質問

干し芋にカビが生えてしまった場合、どのように対処すべきか悩む人も多いです。

ここでは、干し芋のカビに関するよくある質問についての回答を、見ていきましょう。

干し芋のカビは同じ袋内の干し芋にも影響はありますか?

同じ袋内の干し芋にも影響があります。

カビは胞子を飛ばして拡散するため、同じ袋内の他の干し芋にもカビが広がっている可能性が高いです。

したがって、一部の干し芋にカビが生えていたら、袋内の全ての干し芋を処分するようにしましょう。

干し芋の白い粉とカビの見分け方はありますか?

干し芋の表面に見られる白い粉は、主に糖分が結晶化したものです。

これに対し、カビは毛羽立った外観で、時間の経過とともに色が変化していきます。

また、カビは湿っていることが多く、独特の臭いを発することもあります。

見た目と臭いで判断しましょう。

干し芋のカビは加熱したら食べられますか?

加熱してもカビの毒素は分解されません。

そのため、カビが生えた干し芋を加熱して食べても、健康被害のリスクがあります。

カビが発生した干し芋は、加熱の有無にかかわらず、必ず処分してください。

干し芋で食卓と人生を豊かに

干し芋は茨城県の代表的な特産品ですが、照沼では約50ヘクタールの自社農園で主に紅はるかを生産し、自社工場にて干し芋の加工から販売までを自社管理のもと行っています。

また、食の安心安全や環境への配慮のため取組んでいる「農薬・化学肥料を使わない干し芋生産」の規模としては国内トップクラスです。

最近の干し芋需要の高まりを受けて、照沼の干し芋も各種メディアや著名人に取り上げていただき、日本最大級のさつまいも品評会である日本さつまいもサミットにて「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

干し芋は家族・友人や大切な方へのギフト商品として、また日常食として定期購入される方もたくさんいらっしゃいますので、ぜひ照沼の干し芋・さつまいも商品をお試しください。

品質にこだわった照沼の干し芋で、食卓と人生を豊かにするお手伝いができれば幸いです。

【まとめ】

この記事では「干し芋のカビ」について紹介してきました。

干し芋にカビが生えてしまった場合、適切な対処法を知ることで、健康被害を防ぐことができます。

そのため、カビの見分け方や発生原因を理解し、適切な保存方法を実践しましょう。

そうすることで、安全においしい干し芋を楽しむことができます。

照沼編集部

照沼編集部のアバター 照沼編集部 干し芋生産者

茨城県で有機干し芋を生産/販売しているブランド「照沼(てるぬま)」の編集部です。現地生産者だからこそ紹介できる干し芋の基礎知識、美味しい干し芋の食べ方や選び方など、初めての方にもわかりやすく発信してまいります。

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