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干し芋の旬の時期は?いつ加工される?店頭に並び始める時期も紹介

「旬の時期はある?」
「新物が店頭に並ぶ時期は?」

干し芋を購入したいとお考えの方で、どうせなら旬の時期に楽しみたいという方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、干し芋の旬の時期や店頭に並び始める時期を解説しています。

干し芋の原料であるさつまいもができる時期についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

管理栄養士 料理研究家
坂本 星美 / 管理栄養士🍳毎日栄養いっぱい簡単レシピさん

在学中より食育NPO法人を設立し、のべ4000人以上の子ども達に食・栄養の楽しさを伝える。SNSの総フォロワー数は2.5万以上。大手料理教室でのアシスタントを経て、現在はテレビの料理コーナーへの出演、栄養指導、商品開発、食育本の監修などに様々関わる。食のサイエンスショーや子ども向け料理教室「ちゃれんじこどもクッキング」が大人気。

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目次

干し芋の旬の時期とは?

干し芋は、さつまいもを加工した食品ですが、その美味しさや栄養価は季節によって変化することがあります。

多くの人が「干し芋の旬」について疑問を持っているかと思いますが、実は干し芋にも最も美味しく楽しめる時期があります。

ここでは、干し芋の旬の時期とその理由、そして旬の時期に食べることのメリットについて詳しく見ていきましょう。

一般的に冬が旬と言われる

干し芋の旬は一般的に冬、特に12月から2月頃と言われています。

これには主に二つの理由があります。

まず、さつまいもの収穫時期が9月から10月頃であり、収穫後のさつまいもは約2ヶ月の熟成期間を経て糖度が上がります。

この熟成したさつまいもを使用して、早くて11月頃から干し芋の生産が本格的に始まるのです。

次に、冬の乾燥した気候が干し芋作りに適しているからです。

低温で湿度の低い冬の気候は、さつまいもをゆっくりと乾燥させるのに適した環境で、これにより甘みが凝縮された美味しい干し芋が作られます。

干し芋を旬の時期に食べるメリットは?

旬の時期に干し芋を食べることには、いくつかのメリットがあります。

干し芋を旬の時期に食べるメリット
  • 味と食感が最高の状態
  • 甘みが凝縮されねっとりとした食感
  • 生産量が多いため比較的手頃な価格

まず、味と食感の面で最高の状態を楽しむことができます。

冬に作られた干し芋は、さつまいもの糖度が最も高く、乾燥具合も理想的なため、甘みが凝縮され、ねっとりとした食感が楽しめます。

さらに、価格面でもメリットがあります。

旬の時期は生産量が多いため、比較的手頃な価格で購入できることが多いです。

加えて、新物の干し芋を楽しめるため、保存状態の心配も少なくなります。

干し芋の原料ができる時期

干し芋の原料となるさつまいもは、栽培から収穫までにさまざまなステップを経て育てられます。

これらのステップは、さつまいもの成長を促し、最終的に美味しい干し芋を作るために重要です。

以下では、さつまいもの栽培過程を時期ごとに詳しく解説します。

伏せる(2月~3月頃)

さつまいもの栽培は、まず「伏せる」ことから始まります。

これは、さつまいもを苗床に伏せて、芽を出させる準備をする工程です。

苗床に並べたさつまいもに土をかけ、温かく保つことで、芋に春の訪れを感じさせ、芽を出します。

この時期の適切な管理が、その後の芽の成長に大きく影響するのです。

温度管理が重要で、適切な温度を保つことで、芽が力強く成長します。

芽が出る(3~5月頃)

この時期になると、さつまいもの芽が土を押しのけて出てきます。

芽が出ることで、さつまいもの成長が本格的に始まります。

芽が出るまでの期間は、温度や湿度に大きく影響されるため、適切な環境を維持することが大切です。

この段階では、芽が健康に育つよう、必要に応じて土の状態を調整し、水やりを行います。

芽がしっかりと出揃うことで、次の段階である苗作りがスムーズに進みます。

苗を切る(4~6月頃)

芽が十分に成長したら、苗として使用するために切り取ります。

これは、さつまいもの苗を作るための重要な段階です。

切り取った苗は、さつまいもの成長を促すために適切な長さに整えます。

この時期に適切に苗を切り取ることで、後の植え付けをスムーズに行うことができるでしょう。

苗の切り取りは、さつまいもの品種や栽培環境に応じて調整が必要です。

苗を植える(5~6月頃)

切り取った苗は、土に植え付けます。

苗は、節の部分から根を伸ばし、さつまいもが育ち始めます。

この植え付けの時期は、気温が安定していることが重要です。

適切な間隔で苗を植えることで、さつまいもが健康に成長するためのスペースを確保します。

植え付け後は、定期的な水やりと雑草の管理が必要です。

成長(5~10月中旬頃)

植え付けが完了すると、さつまいもは夏の温暖な気候と適度な降雨を利用して成長します。

この期間中、葉はどんどん広がり、地面を覆うように成長します。

成長期には、適切に肥料を与えることと病害虫の管理が重要です。

そうすることで、さつまいもは地中でしっかりと根を張り、栄養を蓄えていきます。

収穫する(9〜10月頃)

収穫は、さつまいもの成長が完了した9〜10月頃に行われます。

この時期は、さつまいもが十分に大きくなり、甘みが増した状態です。

収穫は手作業で行われ、芋に傷をつけないよう丁寧に掘り起こします。

収穫したさつまいもは、干し芋に加工するためにさらに糖化させるため、一定期間貯蔵されます。

この貯蔵期間が、最終的な干し芋の甘さに大きく影響します。

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干し芋は食べる時期によって味が変わる?

干し芋の味は、食べる時期によって変化する場合があります。

一般的に、秋から冬にかけて作られた新物の干し芋は、甘みが強く、しっとりとした食感が楽しめます。

これは、さつまいもの収穫時期と干し芋の製造過程が密接に関連しているためです。

一方、春から夏にかけては、長期保存による影響で、甘みがやや落ち、食感も変化する傾向があります。

ただし、適切に保存された干し芋であれば、年間を通じて美味しく食べることができます。

干し芋が店頭に並び始める時期は?

干し芋は秋から冬にかけて人気が高まる季節の食べ物ですが、実際に店頭に並び始める時期は、さつまいもの収穫時期や加工過程によって変わってきます。

一般的に、新しく加工された干し芋が店頭に並ぶのは12月頃からですが、それ以前にも干し芋を見かけることがあります。

ここでは、干し芋の販売時期について、新鮮なものと前年のものに分けて詳しく見ていきましょう。

その年に加工されたものは12月ごろ

その年に収穫されたさつまいもを使用して加工された新物の干し芋が店頭に並び始めるのは、一般的に12月頃からです。

これは、さつまいもの収穫時期と干し芋の製造過程に関係しています。

さつまいもは通常9月から10月にかけて収穫され、その後約2ヶ月の熟成期間を経て糖度が上がります。

この熟成したさつまいもを使用して干し芋の生産が本格的に始まるため、12月頃になると新物の干し芋が市場に出回り始めるでしょう。

それ以前の時期は前年のものの可能性がある

12月以前に店頭で見かける干し芋は、前年に加工されたものである可能性が高いです。

干し芋は適切に保存すれば長期間保存が可能な食品であり、前年の在庫が翌年の秋口まで販売されることがあります。

これらの干し芋は、新鮮なものと比べると若干食感や風味が劣る場合がありますが、適切に保存されていれば十分に美味しく食べることができます。

ただし、購入する際は製造日や賞味期限を確認し、できるだけ新しいものを選ぶことをおすすめします。

また、一部の生産者は年間を通じて干し芋を製造・販売している場合もあるので、購入時には商品の情報をよく確認することが大切です。

干し芋の購入がおすすめの時期は12〜2月ごろ

干し芋の購入におすすめの時期は、12月から2月頃です。

この時期は、さつまいもの収穫後、適切な熟成期間を経て加工された新鮮な干し芋が市場に出回り始める時期と重なります。

特に12月は、その年に収穫されたさつまいもを使用した新物の干し芋が登場する時期です。

これらの干し芋は、糖度が高く、しっとりとした食感が特徴で、最も美味しい状態で楽しむことができます。

また、1月から2月にかけては、寒さが厳しくなり、干し芋の製造に適した低温乾燥がしやすくなるのです。

この時期に作られた干し芋は、じっくりと乾燥させることで、甘みが凝縮され、風味豊かに仕上がります。

さらに、この時期は干し芋の需要が高まるため、品揃えも豊富になり、様々な種類や品質の干し芋から選ぶことができます。

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干し芋の時期についてよくある質問

干し芋の時期に関する質問は多く、食べる時期や品種、栄養価、製造時期、産地による違いなど、さまざまな要素が関係しています。

ここでは、これらの質問とその回答をまとめました。

干し芋は食べる時期によって味が変わる?

干し芋の味は、食べる時期によって変化することがあります。

特に、秋から冬にかけての新物は、糖度が高く、しっとりとした食感が特徴です。

春から夏にかけては、保存期間が長くなることで甘みがやや落ちることがありますが、適切に保存された干し芋は年間を通じて美味しく食べられます。

品種によって食べ頃は変わる?

干し芋の食べ頃は、使用されるさつまいもの品種によって変わることがあります。

例えば、紅はるかやシルクスイートなどの品種は、収穫後にしばらく熟成させることで甘みが増し、より美味しくなります。

品種ごとの特性を理解し、適切な時期に食べることで、干し芋の美味しさを最大限に楽しむことができるでしょう。

干し芋は食べる時期によって栄養価が変わる?

干し芋の栄養価は、基本的には保存状態に依存しますが、食べる時期によって微妙に変化することがあります。

しかし、適切に保存されている場合は、栄養価もほとんど変わらないでしょう。

干し芋の製造はどの時期に行われる?

干し芋の製造は、主にさつまいもの収穫後の秋から冬にかけて行われます。

具体的には、さつまいもが収穫される9月から10月にかけて、熟成を経て早くて11月頃から干し芋の加工が始まります。

この時期は、気温が低く乾燥しているため、干し芋の製造に適した環境です。

干し芋の産地によって時期は異なりますか?

干し芋の産地によって、収穫や製造の時期が若干異なることがあります。

例えば、暖かい地域ではさつまいもの収穫が早く、干し芋の製造も早く始まる傾向があるでしょう。

一方、寒冷地では収穫が遅くなるため、干し芋の製造も遅れることがあります。

産地による気候の違いが、干し芋の時期に影響を与えるのです。

干し芋は一年中購入できますか?

干し芋は、一年中購入することができます。

特に、保存技術の向上により、長期間保存が可能となり、年間を通じて市場に出回っています。

ただし、最も新鮮で美味しい干し芋を楽しむには、秋から冬にかけての新物が出回る時期が最適です。

年間を通じて購入可能ですが、季節によって味や食感が異なることを楽しむのも一興です。

干し芋で食卓と人生を豊かに

干し芋は茨城県の代表的な特産品ですが、照沼では約50ヘクタールの自社農園で主に紅はるかを生産し、自社工場にて干し芋の加工から販売までを自社管理のもと行っています。

また、食の安心安全や環境への配慮のため取組んでいる「農薬・化学肥料を使わない干し芋生産」の規模としては国内トップクラスです。

最近の干し芋需要の高まりを受けて、照沼の干し芋も各種メディアや著名人に取り上げていただき、日本最大級のさつまいも品評会である日本さつまいもサミットにて「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

干し芋は家族・友人や大切な方へのギフト商品として、また日常食として定期購入される方もたくさんいらっしゃいますので、ぜひ照沼の干し芋・さつまいも商品をお試しください。

品質にこだわった照沼の干し芋で、食卓と人生を豊かにするお手伝いができれば幸いです。

干し芋は冬から春にかけてが食べ頃

この記事では、干し芋の旬の時期や原料であるさつまいもが栽培される時期について、解説してきました。

干し芋は11月ごろから加工が始まり、12月ごろから店頭に並び始めます。

そのため、干し芋の旬の時期は12月から2月頃と言えるでしょう。

この時期に干し芋を購入することで、新鮮なさつまいもを使用して作られた干し芋を楽しむことができます。

照沼編集部

照沼編集部のアバター 照沼編集部 干し芋生産者

茨城県で有機干し芋を生産/販売しているブランド「照沼(てるぬま)」の編集部です。現地生産者だからこそ紹介できる干し芋の基礎知識、美味しい干し芋の食べ方や選び方など、初めての方にもわかりやすく発信してまいります。

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