「国産の干し芋は海外産とどう違う?」
「国産の干し芋はどこで購入できる?」
干し芋を食べたいけど、海外産ではなく国産のものを食べたいという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな方のために国産の干し芋について紹介していきます。
また、どこで購入できるのかということなどについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
照沼は品質にこだわった国産の干し芋を製造・販売していますので、商品が見たいという方は以下の記事をご覧ください。
この記事の監修者
管理栄養士 料理研究家
坂本 星美 / 管理栄養士🍳毎日栄養いっぱい簡単レシピさん
在学中より食育NPO法人を設立し、のべ4000人以上の子ども達に食・栄養の楽しさを伝える。SNSの総フォロワー数は2.5万以上。大手料理教室でのアシスタントを経て、現在はテレビの料理コーナーへの出演、栄養指導、商品開発、食育本の監修などに様々関わる。食のサイエンスショーや子ども向け料理教室「ちゃれんじこどもクッキング」が大人気。
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国産と海外産の干し芋はどう違う?
国産と海外産の干し芋には、いくつかの重要な違いがあります。
品質と味、価格、原材料、新鮮度の観点から、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
これらの違いを理解することで、自分の好みや用途に合った干し芋を選ぶことができます。
- 品質と味
- 価格
- 原材料
- 新鮮度
品質と味
国産の干し芋は一般的に品質管理が厳しく、味や食感が優れていることが多いです。
日本の気候や土壌に適した品種を使用し、伝統的な製法で作られることから、甘みが強く、しっとりとした食感が特徴です。
一方、海外産は品質にばらつきがあり、場合によっては硬くて甘みが足りないこともあります。
ただし、近年は海外の生産技術も向上しており、高品質な製品も増えてきています。
価格
価格面では、一般的に海外産の方が国産よりも安いです。
これは、生産コストや人件費の違いが主な要因です。
国産の干し芋は、原料の調達から製造、品質管理まで全ての工程が日本国内で行われるため、どうしてもコストが高くなります。
一方、海外産は生産コストが低い国で大量生産されることが多く、結果として価格を抑えることができます。
原材料
原材料の面では、国産の干し芋は日本の気候に適した品種のさつまいもを使用しています。
「紅はるか」や「シルクスイート」など、糖度が高く干し芋に適した品種が選ばれることが多いです。
海外産の場合、その国の気候に適した品種が使われますが、日本人の好みに合わせた品種改良も進んでいます。
ただし、農薬の使用基準や栽培方法が日本とは異なる場合があるため、原材料の安全性に関心がある方は注意が必要です。
新鮮度
新鮮度に関しては、一般的に国産の方が新鮮です。
国内で生産された干し芋は、生産地から消費地までの輸送距離が短いため、新鮮な状態で消費者の手元に届きます。
また、需要に応じて小ロットでの生産も可能なため、在庫期間を短くできます。
一方、海外産は長距離輸送や通関手続きなどで時間がかかるため、製造からお店に並ぶまでの期間が長くなりがちです。
しかし最近では、原材料だけ中国産のものを使用して加工は国内で行うなど、鮮度を保つ工夫がされています。
国産干し芋の主要産地
国産干し芋の主要産地には、品質の高さと独自の特徴で知られる地域があります。
ここでは、茨城県、千葉県、鹿児島県(種子島)、そしてその他の生産地について詳しく見ていきましょう。
- 茨城県(常陸太田市、ひたちなか市など)
- 千葉県(香取市、成田市など)
- 鹿児島県(種子島)
- その他の生産地
茨城県(常陸太田市、ひたちなか市など)
茨城県は日本最大の干し芋生産地として知られています。
特に常陸太田市やひたちなか市は、「紅はるか」や「べにあずま」などの高品質なさつまいもを原料とした干し芋の生産で有名です。
この地域の干し芋は、昔ながらの天日干し製法と現代の技術を融合させた製法で作られ、しっとりとした食感と濃厚な甘みが特徴です。
また、茨城県では干し芋の品質向上と新商品開発に積極的に取り組んでおり、産地ブランドの確立に成功しています。
千葉県(香取市、成田市など)
千葉県は茨城県に次ぐ干し芋の主要生産地です。
香取市や成田市を中心に、「紅はるか」や「シルクスイート」などの品種を使用した高品質な干し芋が生産されています。
千葉県の干し芋は、独自の製法により表面がしっとりとし、中はもちっとした食感が特徴です。
また、この地域では農家と加工業者が連携し、原料の選定から製造まで一貫した品質管理を行っており、安全で美味しい干し芋の生産に力を入れています。
鹿児島県(種子島)
鹿児島県の種子島は、独特の気候と土壌を活かした干し芋生産で知られています。
特に「安納いも」を使用した干し芋は、糖度が高く、とろけるような食感が特徴です。
種子島の干し芋は、島の温暖な気候を利用した天日干し製法で作られることが多く、自然の恵みを最大限に活かした製品として人気があります。
また、地理的表示保護制度(GI)に登録されるなど、その品質と独自性が認められています。
「地理的表示保護制度」は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。
ビジネスにおいては、その地域ならではの要因と結び付いた品質、製法、評判、ものがたりといった、産品の強みや魅力が見える化され、国による登録やGIマークと相まって、効果的・効率的なアピール、取引における説明や証明、需要者の信頼の獲得を容易にするツールになります。引用:農林水産省
その他の生産地
上記の主要産地以外にも、全国各地で特色ある干し芋が生産されています。
例えば、宮崎県では「宮崎紅」という品種を使用した干し芋が、徳島県では「なると金時」を原料とした干し芋が作られています。
国産干し芋の種類と特徴
国産干し芋には、製法や形状によって異なる種類があり、それぞれに独特の特徴と魅力があります。
以下では、代表的な3種類の干し芋について詳しく解説します。
これらの違いを理解することで、自分の好みに合った干し芋を選ぶことができるでしょう。
- 平干し
- 丸干し
- シロタ
平干し
平干しは、最も一般的な干し芋の形状です。
さつまいもを薄くスライスし、平らに並べて乾燥させる方法で作られます。
特徴は、厚さと食感が均一なこと、そして乾燥効率が良いことです。
薄くスライスされているため、噛みやすく、さつまいも本来の甘みが凝縮されています。
また、表面積が大きいことから、乾燥時間が比較的短く、大量生産に適しています。
平干しは、しっとりとした食感と程よい甘さが楽しめ、そのまま食べたり、お菓子作りの材料として使用したりと、幅広い用途で人気がある種類です。
丸干し
丸干しは、さつまいもを丸ごと、あるいは縦半分に切って乾燥させる方法で作られます。
この製法の特徴は、さつまいもの形状を活かした自然な仕上がりと、独特の食感です。
外側はしっかりと乾燥し、中心部はねっとりとした食感が残るため、一つの干し芋の中で異なる食感を楽しむことができます。
また、皮付きで乾燥させることも多く、皮に含まれる栄養素も摂取できるのが利点です。
丸干しは、噛みごたえがあり、さつまいも本来の風味がより強く感じられるため、素朴な味わいを好む人に人気があります。
シロタ
シロタは、主に茨城県で生産される特殊な干し芋です。
生芋の成長の過程で畑や気象状況により芋の内部が白くなった干し芋のことを「シロタ」と言います。
シロタの最大の特徴は、その白い色です。
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国産の干し芋はどこで購入できる?
国産の干し芋は様々な場所で購入することができます。
まず、地元のスーパーマーケットや食品専門店の乾物コーナーで見つけることができるでしょう。
また、道の駅や農産物直売所では、地元産の新鮮な干し芋を手に入れられることが多いです。
オンラインストアや各生産地の公式ウェブサイトでも購入可能で、産地直送の商品を手軽に入手できます。
照沼のオンラインストアでも、国産の干し芋を購入することができますので、ぜひご覧ください。
国産干し芋の選び方
国産の干し芋は様々な種類がありますが、どのように選べばいいかを理解しておくだけで、自分好みの商品を見つけることができます。
ここでは、その選び方について紹介します。
- 品種で選ぶ
- 形状で選ぶ
- 産地で選ぶ
品種で選ぶ
干し芋の味や食感は、使用されているさつまいもの品種によって大きく異なります。
干し芋作りに使用される代表的な品種とその特徴は以下の通りです。
- 紅はるか
高糖度で甘みが強く、しっとりとした食感が特徴です。干し芋にすると特に甘味が際立ちます。 - シルクスイート
なめらかな食感と上品な甘さが特徴で、干し芋にすると独特のしっとり感が楽しめます。 - ベニアズマ
ほくほくとした食感で、干し芋にすると程よい甘さと食感のバランスが良くなります。
品種によって甘さや食感が異なるため、自分の好みに合わせて選ぶようにしましょう。
形状で選ぶ
干し芋の形状も、味わいや食感に影響を与える重要な要素です。
主な形状とその特徴は以下の通りです。
- 平干しタイプ
薄く平たく切られたもので、食感が楽しめます。乾燥度合いが均一なため、安定した味わいが特徴です。 - 丸干しタイプ
さつまいもを丸ごと干したもので、外側はやや硬く、中はしっとりとした食感が楽しめます。 - スティックタイプ
細長く切られたもので、サクサクとした食感が特徴です。おやつとして食べやすい形状です。
形状によって食感や味わいの楽しみ方が異なるため、用途や好みに合わせて選ぶことをおすすめします。
産地で選ぶ
干し芋の味や品質は、その産地によって大きく異なります。
日本にはいくつか有名な干し芋産地があり、それぞれが独自の特徴があります。
- 茨城県
- 千葉県
- 鹿児島県
- 静岡県
茨城県は日本最大の干し芋生産地として知られています。
砂地での栽培環境を活かし、甘みの強い干し芋を生産しているのが特徴です。
一方、鹿児島県では種子島や大隅半島などの温暖な気候を利用して、同じく甘味の強い干し芋が作られています。
静岡県の遠州地方では、独特の製法によりしっとりとした食感の干し芋が特徴となっており、地域ごとの個性が際立っています。
これらの地域差により、日本の干し芋は多様な味わいと特徴を持つ食品として親しまれているのです。
照沼は国産の有機干し芋を全国に発送
照沼は、茨城県産の有機栽培紅はるかを使用した干し芋を全国にお届けしています。
農薬や化学肥料を一切使わず、自然な甘みと栄養価を保つために徹底した品質管理を行っています。
手作業で丁寧に作られる干し芋は、健康や美容、ダイエットに効果的で、オンラインストアを通じて年間を通して購入可能です
国産の安全で高品質な干し芋をお探しの方に、照沼の干し芋は最適です。
国産の干し芋についてよくある質問
国産の干し芋に関するよくある質問について、以下の5つの重要なポイントを詳しく解説します。
干し芋で食卓と人生を豊かに
干し芋は茨城県の代表的な特産品ですが、照沼では約50ヘクタールの自社農園で主に紅はるかを生産し、自社工場にて干し芋の加工から販売までを自社管理のもと行っています。
また、食の安心安全や環境への配慮のため取組んでいる「農薬・化学肥料を使わない干し芋生産」の規模としては国内トップクラスです。
最近の干し芋需要の高まりを受けて、照沼の干し芋も各種メディアや著名人に取り上げていただき、日本最大級のさつまいも品評会である日本さつまいもサミットにて「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
干し芋は家族・友人や大切な方へのギフト商品として、また日常食として定期購入される方もたくさんいらっしゃいますので、ぜひ照沼の干し芋・さつまいも商品をお試しください。
品質にこだわった照沼の干し芋で、食卓と人生を豊かにするお手伝いができれば幸いです。
品質にこだわるなら国産の干し芋がおすすめ
この記事では、国産の干し芋について解説してきました。
国産の干し芋は品質や新鮮度面において、海外産のものよりも優れている傾向があります。
また、照沼のように原材料からすべて自社で管理して干し芋を作っているブランドもあるので、品質にこだわっている方はぜひ国産の干し芋を手に取ってみてください。