「干し芋の作り方は?」
「余っているさつまいもで干し芋を作りたい」
家にさつまいもが余っていて、干し芋を作りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、そんな方のために誰でも簡単に干し芋を作る方法を紹介していきます。
さらには、干し芋を作るのに必要な材料や干し芋の保存方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事を最後まで読むことで、干し芋が簡単に作れるようになりますよ。
この記事の監修者
フリー料理家兼調理学生
ゆるっとさわごはん🪴さん
「食 卓 に “ほっこり” す る 瞬 間 を」届ける料理系インスタグラマー。
Instagramのフォロワー数は8万人以上で、旬の野菜をシンプルに使ったじんわり沁みる優しさレシピを紹介中。
干し芋を作るのに必要な準備と材料
美味しい干し芋を作るために必要な材料と、事前準備について詳しく解説します。
必要な材料
さつまいも:適量
水:適量
自分が食べたい量や作りやすい量を用意しましょう。
干し芋を作る際には、甘みが強く中サイズの300g程度のさつまいもがおすすめです。
必要な準備
干し芋を作るには、干す際に使う乾燥用のネットやラックを準備しましょう。
風通しの良い場所で干すことで、美味しい干し芋に仕上げることができます。
そのため、広い作業台と干す場所のスペースを確保することが必要です。
また、完成した干し芋を保存するための乾燥剤付きの密閉容器も用意しておきましょう。
雨の日は室内で干すことになるので、室内のスペースも確保しておくといいですよ。
干し芋をおいしく作るためのさつまいもの選び方
干し芋作りに適したさつまいもを選ぶことで、より美味しい干し芋が作れますよ。
おすすめの品種には、紅はるか、安納芋、シルクスイートなどがあります。
なぜなら、これらの品種は甘みが強く、干すことでさらに美味しさが増すためです。
また、形が整っているさつまいもは、蒸しやすく均一に干しやすいです。皮に傷がなく、均一な大きさのさつまいもを選ぶようにしましょう。
鮮度が悪いと、カビや腐ってしまう原因になるため注意が必要です。
干し芋の簡単な作り方をSTEPで解説(レシピ)
干し芋を作る方法にはいくつかの方法があります。
- 蒸し器
- 炊飯器
- トースター
- グリル
- 電子レンジ
上記が主な作り方です。
干し芋の簡単な作り方についてSTEPで解説します。
STEP①下準備
さつまいもをしっかりと洗い、泥や汚れを落とします。
皮が剥けたら、均一に蒸し上がるようにそれぞれの器具に並べて入れましょう。
STEP②蒸す
下準備が終わったら次は蒸す工程です。
蒸し方には、炊飯器で蒸す方法と蒸し器で蒸す方法があります。
その他にも、電子レンジで水分を飛ばす方法と鍋で茹でる方法もあります。
全4種類の方法でさつまいもを柔らかくすることができますよ。
竹串を刺してみて、スッと通るくらいが合図です。
炊飯器で蒸す
炊飯器にさつまいもを入れます。
その上から水を2合目まで入れ、炊飯器のスイッチを「普通」モードに設定し、スイッチオン。
さつまいもが柔らかくなったことを確認したら、完了です。
蒸し器で蒸す
フタをして強火にします。
湯気が出たら、湯気が消えない程度に火を落とし1時間~2時間じっくり蒸しましょう。
さつまいもが柔らかくなったら、火を止めて完了です。
電子レンジを使う
皮がついている状態のままラップに包みます。
電子レンジを500Wに設定し、10分から15分間加熱しましょう。
電子レンジから取り出し、さつまいもが柔らかくなっていたら完了です。
鍋で茹でる
下準備をしたさつまいもを鍋に入れます。
さつまいもが浸る量の水を注ぎ、中火に設定しましょう。
沸騰したら、弱火に落として30分~40分間茹でます。
さつまいもが柔らかくなったら火を止めて完了です。
STEP③さつまいもの皮を剥く
蒸したさつまいもを取り出し、皮を剥きます。
熱いので軍手で持ちながら割り箸、バターナイフなどで剥くことをおすすめします。
STEP④さつまいもを切る
皮を剥いたら冷まします。
冷めたら、1㎝程度の厚みで切っていきましょう。
熱い状態で切ると崩れる場合があるためです。
STEP⑤干すor焼く
さつまいもを切り終えたら次は干す工程です。
干す工程では、天日干しと、焼いて水分を飛ばす方法の2通りの方法があります。
干す場合
切ったさつまいもを、崩さないようにネットやざるに並べます。
日当たりと風通しの良い場所で1週間~2週間干すのですが、夜は霜があるため、室内に入れて干しましょう。
折っても割れないくらいの状態が、乾燥完了の目安です。
2日に1度くらい表裏を返しながら干すことが重要です。
焼く場合
天板にオープンシートを敷き、切ったさつまいもを並べます。
予熱100℃でオーブンを温めて、片面を50分~60分間焼きましょう。
60分経ったら、裏返しさらに50分~60分焼くと完成です。
予熱機能がない場合、10分加熱を行ってから、焼き始めてください。
干し芋を保存する方法
干し芋は保存状態によっては品質が落ちてしまうことが多くあります。
そのため、干し芋を長持ちさせるための保存方法をきちんと知っておかないといけません。
干し芋の保存方法について重要なポイントを詳しく解説します。
保存容器
干し芋を保存する際は、湿気を防ぐことが何よりも重要です。
湿気が高いと、カビの原因になるからです。
そのため、乾燥剤を入れた密閉性の高い容器を使うのがおすすめで、ガラス瓶やプラスチックの保存容器など、しっかりと蓋が閉まるタイプを選びましょう。
乾燥剤は、食品用のものを使うようにしてください。
干し芋を入れる前に、容器を十分に乾燥させておくことも大切です。
保存場所
干し芋は、温度と湿度の管理が重要です。
高温多湿の場所では、カビが生えやすくなってしまいます。
直射日光の当たらない、涼しく乾燥した場所を選んで保存しないといけないので、食品庫や台所の棚など、冷暗所として使える場所を探してみてください。
日光が差し込む窓際や、湿気の多い場所は避けましょう。
また、匂いが強いものと一緒に保存すると、干し芋に匂いが移ってしまう可能性があるので気をつけてくださいね。
保存期間
適切な保存容器と保存場所で保管すれば、干し芋は約1ヶ月程度美味しく食べられます。
ただし、保存状態によっては賞味期限が短くなることもあるので、早めに食べましょう。
さらに長く保存したい場合は、冷蔵庫で保存するのも一つの方法です。
冷蔵庫内は乾燥しているので、干し芋の水分が奪われにくく、より長持ちしますが、冷蔵庫から取り出した干し芋は硬くなっているので、常温に戻してから食べるのがおすすめです。
すぐに冷蔵庫から取り出した干し芋は硬くなっているので、常温に戻してから食べるのがおすすめですよ。
干し芋を簡単に作る際の注意点
干し芋を作る際には、いくつかの注意点があります。
- カビ対策
- 保存方法
- 雨の場合
上記が主な注意点です。
干し芋を美味しく作るために、注意点について解説します。
カビ対策
干し芋を作る上で注意したいのがカビです。
さつまいもを干す際、湿度が高すぎるとカビが生えやすくなるので、カビを防ぐためには、晴れた日に干すことが大切です。
湿度の高い曇りや雨の日は避け、日差しが強く風通しの良い日を選びましょう。
表面に水分が残っていると、カビの原因になります。
そのため、さつまいもを干す前に水分をしっかりと拭き取っておくことが重要です。
保存方法
保存方法を間違えると台無しになってしまう可能性があります。
干し芋を長持ちさせるには、しっかりと密閉し、湿気に触れさせないことがポイントです。
乾燥剤を入れた密閉容器に保存し、直射日光の当たらない涼しい場所で管理しましょう。
ただし、保存期間が長くなると、味や風味が落ちることがあります。
自家製干し芋は、できるだけ早めに食べ切るのがおすすめですよ。
雨の場合
さつまいもを干す際には、天日干しが理想的ですが、雨が続く場合は室内で干すようにしましょう。
ただし、室内の湿度が高いと、干し芋にカビが生えてしまう可能性があります。
そのため、除湿機や扇風機を使って、室内の湿度を約50%~60%程度に保つことが大切です。
また、干し芋を濡らしてしますと腐敗が早くなるため、濡らさないようにしましょう。
雨が止んだら、すぐに外に出して天日干しします。
室内干しの場合は、干し芋の状態をこまめにチェックし、カビや腐ってないかを確認することが大切です。
干し芋の簡単な作り方についてよくある質問
干し芋を美味しく作るには、いくつかのコツがあります。
また、初めての方はわからないことや疑問点が多くあります。
干し芋を簡単に作る際の、気になるポイントを見ていきましょう。
干し芋を大量に作る方法は?
干し芋は炊飯器を使えば、一度に大量に作ることができます。
炊飯器でさつまいもを蒸し、そのまま乾燥させるだけなので簡単にできますよ。
干し芋は炊飯器でも作れますか?
干し芋は炊飯器でも簡単に作れます。
炊飯器の機能の一つでもある蒸し機能を使ってさつまいもを蒸し、あとは乾燥させるだけです。
干し芋を簡単に作る際の適切な水の量は?
干し芋を炊飯器で作る際の水の量は、さつまいもが少し浸る程度が目安になります。
少なすぎるとうまく蒸せないので水の量には注意が必要です。
干し芋を作る際は何日天日干しする必要がありますか?
天日干しする場合は、通常1週間程度が目安になります。
天候や湿度によって多少前後しますが、乾燥するまで1週間~2週間しっかりと干しましょう。
干し芋をトースター で作る際の温度は何℃ですか?
干し芋をトースターで作る際は、100℃程度が美味しく作ることができる温度です。
高すぎる温度だと焦げやすく、低すぎると乾燥に時間がかかるためです。
したがって、干し芋をトースターで作る際は、100℃に設定することをおすすめします。
干し芋を干さない方法で簡単に作ることはできますか?
干さない方法でも干し芋を作ることは可能です。
蒸したさつまいもを、オーブンやトースターで加熱・乾燥させる方法があります。
干す場所が確保できない人にはおすすめです。
干し芋は1日にどれくらい食べるのが適切ですか?
干し芋は1日に50~100g程度が適量とされています。
食物繊維やビタミンが豊富ですが、糖分も多いので食べ過ぎには注意が必要です。
干し芋でできる簡単な人気のアレンジ方法はありますか?
バター焼きは干し芋の簡単で人気のアレンジ方法の一つです。
干し芋にバターを塗って焼くだけで、より美味しさが増しますよ。
手間もなく簡単なので、是非試してみて下さい。
干し芋を使った簡単なアレンジスイーツは?
干し芋を刻んでケーキ生地に混ぜ込むだけで、簡単に干し芋のケーキが作れます。
また、アイスクリームをトッピングするのもおすすめです。
干し芋で食卓と人生を豊かに
干し芋は茨城県の代表的な特産品ですが、照沼では約50ヘクタールの自社農園で主に紅はるかを生産し、自社工場にて干し芋の加工から販売までを自社管理のもと行っています。
また、食の安心安全や環境への配慮のため取組んでいる「農薬・化学肥料を使わない干し芋生産」の規模としては国内トップクラスです。
最近の干し芋需要の高まりを受けて、照沼の干し芋も各種メディアや著名人に取り上げていただき、日本最大級のさつまいも品評会である日本さつまいもサミットにて「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
干し芋は家族・友人や大切な方へのギフト商品として、また日常食として定期購入される方もたくさんいらっしゃいますので、ぜひ照沼の干し芋・さつまいも商品をお試しください。
品質にこだわった照沼の干し芋で、食卓と人生を豊かにするお手伝いができれば幸いです。
【まとめ】干し芋は簡単に作れる
この記事では、干し芋を作る方法について紹介してきました。
干し芋は誰でも簡単に作れます。
さつまいもが家に余っている場合は良いですが、さつまいもから用意するのは少し面倒ですよね。
そういう時は、ぜひオンラインストアなどで干し芋を購入してみてはいかがでしょうか。